あらの(一人)麻雀研究所

自分が親の場合のまとめ

ここまでのまとめ

ここまで、親のリーチによる期待値の変化を見てきました。その結果を表にまとめたものを示します。

 

リーチ 期待値の差
子1 子2 子3 子1 子2 子3
× × × 2400.00 -800.00 -800.00 -800.00
× × 1896.48 -148.24 -148.24 -1600.00
× 1399.54 -80.21 -659.67 -659.67
1127.67 -375.89 -375.89 -375.89

 

見ての通り、何人の子がリーチをかけているのかにかかわらず、親のリーチは大きなプラス効果を示します。実戦でも、親がリーチをかけると嫌な気分になるという人は多いと思います。やはり親の得点力の高さは大きな脅威なのです。

 

和了点数が低い場合・高い場合

子のリーチに対して検討したのと同様に、自分の点数の高さの違いについて検討を行いました。

親の点数が高い場合の例として18,000点、安い場合として6,000点を設定した場合の計算結果を示します。

 

 

左のかたまりが満貫を仮定した場合、真ん中が6,000点、右が18,000点での計算結果です。四本ある棒は先行リーチ者の数の違いを示しており、左から0、1、2、3人となっています。

見ての通り、すべての場合において大きなプラスとなっていますが、自分の点数が安い場合には他と少し違った傾向が見られます。先行リーチ者がいないときよりも、一人いたときの方が期待値の変化幅が大きくなっているのです。

このようなグラフになる原因は、他家がツモ和了したときの支出が親だけ多いということです。自分の手が満貫程度ある場合にはその差が見えてこないのですが、安い場合にはこのような結果となります。つまり、子のリーチに対しておりてしまうと、相対的に 他家のツモの確率が上がるため、親にとっては損だということです。逆にいえば、自分が親のときには少々安い手であっても勝負にいった方が得だということになります。

 

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