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子が一人リーチしている場合

次に、先に子が一人リーチをかけている場合です。リーチをかけているのが子3であるとすると、そのときの期待値は次のようになります。

 

 

親の期待値が子1、子2よりも低いのは、すでに述べたように子3がツモ和了したときに払う点数が多いためです。

この状態から親がリーチした場合の期待値が次のグラフです。

 

 

これもすでに述べたように、子3の期待値はちょうどゼロになります。

このグラフと、親がリーチをかける前のグラフとの差分を計算した結果が次のグラフになります。

 

 

リーチをかけた人の期待値が上がり、先にリーチしていた人の期待値が下がるという傾向は、子のリーチを検討した結果と同じです。ただ、子がリーチした場合には傍観者の期待値は上がるのに対し、ここでは子1、子2の期待値はやや減少するという結果になりました。

親の追っかけリーチは、先行リーチ者だけではなく、ベタオリしている人にとっても悪い材料であるということです。また逆に見れば、自分が親のときには先にリーチしている子がいたとしても、リーチによって三人の期待値を下げることができるということです。

 

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