あらの(一人)麻雀研究所

リーチの損得のまとめ

リーチは有利

ここでは、単純化したモデルに基づいて、リーチの損得を見て来ました。自分が親の場合、子の場合のそれぞれについて、他家のリーチ状況別、自分の和了点数別に期待値を計算し、それをグラフ化することによって傾向をつかむことができました。

その結論を一言でいえば、リーチは有利、ということです。

ここでの計算によれば、どのような状況であってもリーチをかけることによって期待値は上昇します。つまり、面前で聴牌したのであれば、手が高いか安いかということや、他家からリーチが入っているか どうかということに関係なく、常にリーチをかければ良いということです。

以下に示すグラフは、自分が子の場合、親の場合のそれぞれにおける、期待値の変化を示したものです。すべての場合においてプラスの値となっていることが分かると思います。

 

自分が子の場合のリーチによる期待値の変化量

自分が親の場合のリーチによる期待値の変化量

 

まとめ

ここでの計算によって傾向を見ることは出来ましたが、ここで用いたものがそれほど正確なモデルではないことには十分な注意が必要です。

例えば、鳴き仕掛けについてはまったく考慮していませんし、ベタオリも必ず成功すると仮定しています。これらの近似がある以上、ここでの結果をそのまま実際の麻雀に適用することは現実的ではありません。あくまでも、リーチ時の期待値の変化量の傾向を知るための参考という位置づけです。

しかしながら、リーチをかけることが想像以上に有利であるということは分かりました。おそらく世間で考えられている以上に期待値は高まります。何でもかんでもリーチしてしまえばいいという結論になってしまうと、麻雀の持つゲーム性が失われてしまいますが、それに近いものはあるのではないかと思います。

 

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