あらの(一人)麻雀研究所

和了牌の分析

集計結果

ここでは、53万局のデータのうち、実際に和了となった100,533局について、どの牌で和了したかを集計します。この分布を見ることで、非常におおざっぱではありますが、四人麻雀における他家の当たり牌分布を推定することができるようになります。

下に示す図は、配牌時の牌分布リーチ時の牌分布と同じ方法で正規化した各牌の出現確率をグラフ化したものです。

 

 

基本的には、リーチ時の牌分布で示したリーチ時の持ち牌分布と同じ傾向であると言えます。つまり字牌の確率は低く、数牌については端から順番に低い値をとっています。

しかし、それらの比率については大きく異なっています。リーチ時の持ち牌では、19と字牌の比率は2倍程度だったのに対して、和了牌では5倍から10倍の差がついています。これは、字牌が対子あるいは刻子としてしか使えないことの影響です。

数牌に関して、萬子、筒子、索子の間で特に差が見られないという状況は同じです。しかし、数字ごとの分布には違いがあるようです。リーチ時の持ち牌分布では、456の間に顕著な差はありませんでしたが、和了牌について見ると明らかに46よりも5の確率が高くなっています。

また、4と6、3と7、2と8、1と9の差についても、ここでの集計ではやや後者の方が大きくなっているようです。


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