あらの(一人)麻雀研究所

向聴数別の牌分布

配牌時の牌分布

ここでは、配牌時の牌分布のページで行ったのと同じ集計を、配牌時の向聴数別に行った結果を示します。

配牌時の牌分布のページでは、配牌時の牌の分布に偏りは見られず、どの牌も均等に含まれている、という結果でした。一人麻雀練習機では、完全にランダムに牌を配っているため、至極当然の結論と言えるでしょう。

しかし、配牌時の向聴数別に集計を行った場合には結果が違ってきます。下の図がそれを示したものです。

 

 

横軸は牌の種類、縦軸は各牌の出現確率を正規化したものです。

 

字牌について

一番特徴的なのは、字牌の確率でしょう。グラフの右の端が字牌ですが、六向聴から順にきれいに並んでいます。つまり、向聴数が悪いときほど字牌が多く含まれている、ということです。これは実戦での感覚ともよく一致します。

六向聴のときは平均の1.5倍程度の数の字牌が含まれています。そして五向聴、四向聴と減っていき、三向聴のときがほぼ平均です。0向聴においては、平均の半分程度しか字牌は含まれていません。

 

数牌について

次に数牌についてです。

萬子、筒子、索子の違いについては、有意な差はないと言えるでしょう。0向聴の場合に萬子が多いように見えますが、これはサンプル数不足からくる偏りの範囲内と見て大丈夫そうです。

こちらでも字牌の場合と同じく三向聴を中心に、きれいに順番通り並んでいます。つまり、数牌の数が多いほど向聴数が低いという結果です。

牌の数字ごとに見てみると、リーチ時の牌分布2で示したグラフとはやや違う形状になっているようです。つまり、3と7が他に比べて大きな影響を及ぼしているように見えます。詳しいメカニズムは分かりませんが、配牌時においては、456があるよりも3と7が多く含まれている方が向聴数は低くなる、と言えるようです。


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