親がリーチしている場合
次に
親からリーチが来ている状態について見ていきます。実戦で親からリーチが来ると、ついつい弱気になっておりてしまう事も多いかと思いますが、期待値的にはどうなのでしょうか?
まずは親のみがリーチをしている状態の期待値です。
親の場合は和了点12,000で計算していますので、和了確率20%だと期待値は2,400点です。子の三人は対等の立場なので、期待値は等しく-800点になります。この状態から子1がリーチをかけた場合の期待値が次のグラフです。
計算上、子1の期待値はちょうどゼロになります。リーチをかけたにも関わらず期待値がプラスにならないのです。自分がツモったり親から振り込んでもらう可能性もあるのですが、反対に親に振り込んでしまうこともありえます。これを合算すると、ちょうど損得なしになるということです。
こちらは、上の二つのグラフの差分をとったものです。先制リーチをかけていた親の期待値が大きくマイナス、自分は800点のプラス、他の二人も250点程度のプラスという結果になりました。
リーチをかけた子1がプラスになるのは当然としても、子2、子3の期待値の上がり具合も結構大きくなっています。親の一人リーチ状態でツモられるのを待つよりは、誰でもいいから勝負に行ってくれた方が得だということです。
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