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面子と面子候補の数え上げ方

では、下の例について見てみましょう。

この六枚の中からなるべくたくさんの面子と面子候補を取りたいのですが、取り方の候補として、

など複数考えられます。

向聴数を求める場合、これらの候補のなかでどの組み合わせを選択するのが一番よいのでしょうか?

その答えは、

向聴数 = 8 − 面子の数×2 − 面子候補の数

という基本式を見れば分かります。

面子をひとつ取った場合、向聴数は二つ下がります。それに対して面子候補をひとつ取った場合には一つだけです。

面子候補を作るためには二枚、面子を作るためには三枚の牌が必要だという違いはあるのですが、それを考えても面子を取る方が有利だということが分かります。

つまり、面子・面子候補を作ることを考える場合、面子を取れるだけ取り、その後で面子候補を取れるだけ取るという戦略で行けばよいという事です。

上の例でいえば、

という二つの面子として数えるのが正解となります。

これは、人間の目で見れば一目瞭然なのですが、コンピュータにやらせようとすると少し工夫が必要になってきます。

どういう事かというと、コンピュータがこれを見たときに、

という順子を先に数えてしまう可能性があるということです。

この面子を先に取ってしまうと、残りは、

となるので、もう面子は取れません。

 

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