あらの(一人)麻雀研究所

一局におけるドラ枚数

配牌とツモ

子の配牌時のドラ枚数親の配牌時のドラ枚数において、配牌時にドラが何枚程度あるのかということを計算してきました。配牌によってその局の方針がある程度決まって来ますから、その中にドラが何枚入っているかということは重要なファクターです。

しかし、一局のうちで手元に持ってくる牌としては、配牌によるものよりも、ツモによるものの方が多いという言い方も出来ます。配牌が13枚なのに対して、ツモは17回から18回程度あります。

したがってここでは、ツモも含めた牌の中にドラが何枚くらい入る可能性があるのかということを計算してみます。

 

平均枚数

まずドラの平均枚数ですが、ツモを17回とすると、

4 × 30 / 136 = 0.8824

となります。

裏ドラやカンドラ、赤ドラを考えていない影響なのでしょうが、実戦での感覚からするとずいぶんと小さい数字だと思います。

 

ドラ枚数の分布

次に、これまでと同様の計算でドラの枚数別の確率を出しました。 計算式は前回までと同様で、13や14だったところが30になっただけです。

 

0枚の確率

132C30 × 4C0 / 136C30 = 0.3644

1枚の確率

132C29 * 4C1 / 136C30 = 0.4245

2枚の確率

132C28 * 4C2 / 136C30 = 0.1776

3枚の確率

132C27 * 4C3 / 136C30 = 0.0316

4枚の確率

132C26 * 4C4 / 136C30 = 0.0020

 

 

ドラ枚数の分布グラフ

上記で得られた結果を棒グラフにしたものを示します。

配牌時のグラフでは、0枚が一番確率が高かったのですが、その傾向が変わっています。一枚もドラを引けない確率が36%なのに対して、一枚だけ持ってくる確率が42%と逆転しています。その後は単調減少ですが、確率は全般に高くなっています。

表ドラに限ってみると、終局までに一枚持ってくるかどうかということがほとんどで、二枚以上持ってきたときは運が良かった、と言うことができます。

 


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