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麻雀の教科書

麻雀の教科書 攻撃の鉄則

麻雀の教科書 守備の基本

麻雀の教科書 基本手筋コレクション

 

概要

「麻雀の教科書」というタイトルで三冊出ていますので、まとめてレビューします。

タイトルには教科書とありますが、とてもそんなシロモノではありませんでした。内容は、一般的な手筋や考え方が書かれた戦術書といったところで、典型的な名前負けと言えるでしょう。

三冊とも同じようなものなのですが、10点満点で点数を付けると、

  • 攻撃の鉄則    5点
  • 守備の基本    5点
  • 基本手筋コレクション    4点

といったところです。

麻雀をある程度知っている人は読む必要がないでしょう。本屋でパラパラと中身をチェックするだけで十分です。名前につられて買ってしまったことを結構後悔しています。

 

批判

教科書には、ある分野の内容を体系的に整理し、初学者にも理解できるように分かりやすく説明する、ということが求められます。しかし、本書の著者達は、この点を理解していないのではないかと思いました。

前書きを読むと、一応教科書を作るみたいなことが書かれてはいるのですが、本文を見る限りそれに向けて努力した形跡があまり見られません。一般的に言われている内容を適当に並べているだけに見えます。

教科書を名乗る以上、もっと体系的に内容を整理しなければいけません。また、読者に真意が伝わるか、自己矛盾がないか、日本語は読みやすいか、ということを真剣に考え、細部まで作りこまなければなりません。

しかし、この三冊はとてもそんなレベルではなく、著者たちの努力不足は明らかです。教科書は、そんなに簡単に作れるものではないのです。

 

攻撃の鉄則

両面待ち、ノベタンからはじまり、三面待ち、四面待ち・・・九蓮宝燈までの形が列挙されています。これを数え上げた努力は理解しますが、ちょっと何をやりたいのか分かりません。

そして最後に、端の方から先に捨てるとか、嵌張、辺張を先に捨てるとかいった話が申し訳程度に出てきます。ただ、記述はあまり論理的でなく、とても教科書と呼べるシロモノではありません。

 

守備の基本

この本には安全牌、危険牌のことが書かれています。現物とかカベとか、裏スジとか間4ケンとか、そういった類の話です。

特殊な状況の話が多く、また定性的な議論しかしていないため、これが麻雀初心者の指針になるとはちょっと思えません。また、押し引きに関する話題がないのは、さすがにひどいと思いました。

 

基本手筋コレクション

手筋というか、何切る問題を、思いついた順に100個並べた本です。

  • 手筋その1    1 < 2・8 < 3〜7
  • 手筋その2    リャンメンを優先
  • 手筋その3    3メンチャンを優先

といった感じで、このあたりまでは理解できるのですが、

  • 手筋その44    1を切る
  • 手筋その46    7を切る
  • 手筋その69    7を切る

のあたりになってくると、もはや何が言いたいのかさっぱり分かりません。さすがにもう少し見出しを考えなければいけません。

本当は、ここに書かれた100個を含め、あらゆる状況を考慮した上で、こういう場合はこうすべきだ、というルールを示さなければいけません。それが体系化というものです。

 

著者について

日本プロ麻雀連盟【著】となっており誰が書いたかは不明ですが、構成は黒木真生さんという日本プロ麻雀連盟所属のプロになっています。

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